それに、私はハーメルンの音楽を知らない。
数日前、有磨さんとメールをしている時にそのことを言うと、有磨さんは「結成したてだから、CDだって売ってないしね。私だって、海影のことはよく知っていても、ハーメルンのことはあんまり知らないもん」と言っていた。
私は、やたらとご機嫌な有磨さんに話し掛ける。
「有磨さんは、LOTUSのライブにしょっちゅう行ってたんですよね」
「そう、通ってた。LOTUSはよく新潟でライブやってたし。最初はレナがLOTUSのライブに誘ってくれて、そのまま見事惚れちゃったって訳」
「知りませんでした、私」
「私は海影のファンだったの。レナがLOTUSのライブに行けないって時も、気にせず一人で行っていたよ」
レナさんと別行動する有磨さんは、私が知らないだけで、決して珍しいことではなかったらしい。
「ライブ後にはよくレナと出待ちをしていたけど、一人でも出待ちをするようになって。そしたら、海影が私のことを覚えてくれてね」
そこまで有磨さんが話してくれて、私は有磨さんがハーメルンのライブの打ち上げに呼ばれたということのつじつまが合った。
きっと、有磨さんは海影と連絡を取る手段を持っているんだ。
数日前、有磨さんとメールをしている時にそのことを言うと、有磨さんは「結成したてだから、CDだって売ってないしね。私だって、海影のことはよく知っていても、ハーメルンのことはあんまり知らないもん」と言っていた。
私は、やたらとご機嫌な有磨さんに話し掛ける。
「有磨さんは、LOTUSのライブにしょっちゅう行ってたんですよね」
「そう、通ってた。LOTUSはよく新潟でライブやってたし。最初はレナがLOTUSのライブに誘ってくれて、そのまま見事惚れちゃったって訳」
「知りませんでした、私」
「私は海影のファンだったの。レナがLOTUSのライブに行けないって時も、気にせず一人で行っていたよ」
レナさんと別行動する有磨さんは、私が知らないだけで、決して珍しいことではなかったらしい。
「ライブ後にはよくレナと出待ちをしていたけど、一人でも出待ちをするようになって。そしたら、海影が私のことを覚えてくれてね」
そこまで有磨さんが話してくれて、私は有磨さんがハーメルンのライブの打ち上げに呼ばれたということのつじつまが合った。
きっと、有磨さんは海影と連絡を取る手段を持っているんだ。


