そう言えば、あの着物…PVで着ているって言っていたな。
もうじきあの麗しい姿がお目見えかあ。
件名「おめでとうございます」
本文「凪さんに『おめでとうございます』ってお伝え下さい!ピアス素敵ですねっ!」
海影さんのメールの件名は、最近「Re:」や「無題」ではなくなってきた。
些細なことが、やけに嬉しい。
それに加えて、いつしか海影さんは私を「真耶」と呼び捨てにするようになっていた。
手の中でぶるぶると携帯が震える。メールだ。
言わずもがな、差出人は海影さんから。
今、何をしているんだろう。
件名「任せろ」
本文「ところで、真耶の住所教えてくれない?新しいCD送りたいんだけど」
「な…えっ!?」
思わず変な声が出た。
回りに人がいなかったのが幸い。
海影さんがCD送ってくれる?いや、そんなそんな。
予測していなかった嬉しい事態に、心臓が高鳴る。
当然CDは買おうと思っていたけど、海影さんが送ってくれるだなんて!
私は即座に住所を送り付けた。
3日後、私の家のポストに厚みのある茶封筒が入っていた。
もうじきあの麗しい姿がお目見えかあ。
件名「おめでとうございます」
本文「凪さんに『おめでとうございます』ってお伝え下さい!ピアス素敵ですねっ!」
海影さんのメールの件名は、最近「Re:」や「無題」ではなくなってきた。
些細なことが、やけに嬉しい。
それに加えて、いつしか海影さんは私を「真耶」と呼び捨てにするようになっていた。
手の中でぶるぶると携帯が震える。メールだ。
言わずもがな、差出人は海影さんから。
今、何をしているんだろう。
件名「任せろ」
本文「ところで、真耶の住所教えてくれない?新しいCD送りたいんだけど」
「な…えっ!?」
思わず変な声が出た。
回りに人がいなかったのが幸い。
海影さんがCD送ってくれる?いや、そんなそんな。
予測していなかった嬉しい事態に、心臓が高鳴る。
当然CDは買おうと思っていたけど、海影さんが送ってくれるだなんて!
私は即座に住所を送り付けた。
3日後、私の家のポストに厚みのある茶封筒が入っていた。


