「いくら婚約者だからって、干渉しすぎるのはよくないわよ??」


麻奈は、静かに口を開く。


「川崎と斉藤か……。」


雪ちゃんは、眉をひそめた。


「ごめん、雪ちゃん。
今は言いたくないの。」


私は雪ちゃんにそう言って、


「ちょっとひとりになりたい。」


私は屋上へ向かった。