「ここで食べましょう!!」 「あっれー? これはこれは、王子様と奈々姫ではないですか!!」 嫌な声が聞こえてきた。 愛実の婚約者、坂倉雪。 「やだぁ、坂倉くんったら//」 若林は顔を真っ赤にさせ、満更でもない様子で坂倉にそう言う。 俺はにっこり笑って、 「そうですよ。 若林さんとは、委員の話し合いをするために一緒にお昼を食べるんです。何故王子と姫というペア扱いを受けなければいけないのですか?」 キッパリと言った。