ステラに大人しくついていくのだが、大小さまざまな猫(悪魔)たちが、じーっと僕を見ている状況には、耐え難かった。
 緊張しているのもあるけど、なんといっても、猫に囲まれている状況自体が。
 大好きな猫に囲まれていながら、触ることができないといだなんて……。早く、挨拶を終わらして遊びたい。
 こんな天国のような地獄のような辛い状況の中、どうにか叫びださずに進んでいく。
 そして、ステラは一つの小屋の中に入っていったので、僕は一応、挨拶をしてから入った。
「えっと……。すみません。おじゃまします」