※・※・※・※・※

 そのあと、美味しいご飯を食べながら、色々な事を話した。勿論、封印については、極力避けて話したけど。
 ちなみに、門番のお兄さんの名前は、知らないらしい。やっぱり自分で聞いてみようかな。
「そういえば、お前どうしてそんなになったんだ? 武道会での傷ならこれ程にはならないだろう?」
 相当恥ずかしいが、今日の話をする。
「そういえば、悪魔の封印が解けた……って、大騒ぎしてたな。で、そいつらにおそわれたと。それでお前の怪我の原因はスライム? あの激弱悪魔か? たとえ怪我していたとはいえ、冗談だろう? 俺たち、4さいのころには、遊び道具にしてたぞ。伸ばしたり、投げたり。数年でこんなに子供はひ弱になったのか?」
「え? 激弱悪魔。あれが? ……あと、子供がひ弱になったんじゃなくて、僕が弱すぎるんだと、おもいます。6さいにも勝てないくらい弱いので……」
「6さい!? お前それはちょっと……。大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。きっと……」
 言ってる途中で現実が理解できた。ヤバい、どうしよう。