だけど、どんどんと人の声が聞こえてくる。 ここに、人なんていたのか? 明かりもどんどん見えてきて、俺はドキドキと、胸の鼓動が抑えられずにいた アリスは、突然その明かりに向かって走り出し、明かりの中に消えた。 その様子を呆然と眺めていた俺は、はっとしたように走り出し、アリスを追う。 その明かりの先にいたのは 広場で、楽しそうに歌ったり、踊ったりする 御伽噺の住人たちだった .