一瞬誰の事言ってんだ?なんて、ドラマでも観てるような感覚に陥った。 次に頭が真っ白になった。 ホントに脳みそが抜け落ちたように、何も考えられなかった。 知らされた真実があまりに現実味の無い内容だったからか。 ただ俺自身が信じたくないと、現実逃避したからか。 よくわからないが、ただひとつわかる事。 わからざるを得ない事。 君が危ないんだという事――