「あの、先輩?なんで、鍵…」

「邪魔されないようにだよ。君のナイトくんに」


振り返りながら言う先輩の顔は、いつもの先輩じゃなかった

何か企みを含んだ笑顔


「じゃ、話って何ですか?」


背中に変な汗が流れる


「ねぇ…春野さんってさ、毎晩違う男に抱かれてるんでしょ?」


変な笑みを浮かべながら、にじり寄ってくる先輩


「え、違います!あれは、ただの噂で」

「俺にも抱かせてよ。春野さん」


聞く耳を持たない先輩は、もはやただの獣でしかない

優しかった先輩の姿は、今はどこにもない

そして、私はとうとう先輩に押し倒された