…パタン

扉をしめ

ベッドに横になる.





「じゃあ

あのときは

この家で

ヤったってわけか…」






…なんだか

複雑な気持ちだ.





まあお母さんが

幸せならいいけど.






そう思いながら

私の意識は

遠退いていった.





…お母さん、幸せにね.







…そんなこと

思わなければよかったんだ.





お母さんがもっと

憎めるぐらい嫌な人だったら

どんなことをしても

罪悪感に苛まなかったのに.