∇啓サイド 「いらっしゃいませっ!」 ドアが開く音がして 俺は顔をあげる. 「…あ、あなたは…」 「…ふふっ. また来ちゃいました.」 「…どうぞどうぞ、 いらっしゃいませ.」 その彼女は 俺が仕切る店の カウンターに座った. 「じゃあ… 今日もこのまえのオムライスで.」 「ありがとうございます.」 少し微笑んで そういうと 彼女は口をひらいた. 「もう5回目だな、 ここにきたの. 家から近いから よくよっちゃうのよね.」