「俺は 愛する人にむけて 泳いだ. 栞はなんのため?」 …どうしてだろう. そこで私は 答えられなくなった. つまっている私を 見かねて コーチは ふっと笑った. 「それがわかったら 一人前だな.」 そういって 私の頭を くしゃくしゃに なでる. 「ちょ、コーチ…」 軽く抵抗しながらも 胸が高鳴ったことには 気づいていた.