「…それって?」 そういうと コーチは微笑んだ. 「君だよ.」 「…っ.」 「君はとにかく うまい. きっともっと効率的な 練習をすれば 全国なんて あっという間だよ.」 「いや、でも このまえの都大会では…」 「栞.」 「?!」 いきなり名前をよばれ 顔をあげる. 「栞はなんのために 泳いでるの?」 「…え?」