野球部と吹奏楽部―夏の日の思い出―



「私ら、付き合っとんよね?」



「お、おう」


俺が答えると蛍光灯で照らされた田浜の顔がにんまりと歪む



「じゃ
こんくらい、いいやろ」



そう言うと俺の手をキュッと握ってきた