「俺も動物園に行こうって 誘おうと思ってたよ。 美春も覚えててくれたなんて 嬉しいな。」 そう微笑むと、美春の顔が一気に またリンゴになって、こう言った。 「やっぱり明のこと大好きッ// ねぇ、キスして?」 俺は美春に言われたように 優しく唇を重ねた。 美春の喜ぶことなら いくらでも言えるのに また一つ美春に嫌われてほしくない、 という思いで嘘をついてしまった。 こんな自分がいつもイヤになる・・・。