ROSE~AI (ノンフィクション

体制を戻した時には、何人かの男に囲まれてた。


「・・・・。」


あー・・さすがにマズイかもしんない。



そう思った時。




「待って!話しさせてくれるって約束でしょ?」


由美が間をぬうようにして顔を出した。


「へーそうだっけ?」


とぼけた様に白井が由美に視線を落とす。



「・・・そうゆう条件でしょ?」


強気に由美がそう言うと、白井はつまらなそうにため息をつく。



条件?




「あーあぁ。もうおしまいかぁ。つまんね。」


バッと片手をあげると、さっきまでアタシを囲んでいた男達が一斉に後ろに下がった。



「・・・・・。」

「・・・・・。」



切ない顔でアタシを見つめる由美。
険しい顔で由美を見つめるアタシ。




何でこんな状況になってしまったのか、未だにアタシは理解出来ずにいる。