「ねぇねぇ」 屋上で寝転んでいたアタシは、薄っすらと目を開く。 頭上で誰かがアタシの顔を覗き込んでいた。 まぶしいなぁ・・・ それだけでもう気持が滅入る。 「何?」 体を起こすと、二人の女子生徒が難しい顔をしてアタシに言った。 「愛美ちゃん由美と仲いいよね?」 「あーうん。」 何かな? 「気をつけた方がいいよ?あのコ裏があるコだから。」 「・・・・・。」 ふ~ん。 本人が居ない所でそんな事言う方が裏があると思うけど。 思わず怪訝な表情で彼女達を見上げた。