「大学進学やここでの就職は表向きで、ここに残るか。
 それとも、島に帰るか。」

「それは・・・。
 まだ決めていません。」

 今の時代高卒は最低っと言われて、ここに来ただけ。

 本当は何も考えていない。

 急に頭がくらくらしだした。


「まぁいい、この事件を通して少しは進路を考えなさい。

 今回は寿乃含めて三人で事件を解決してこい。

 ちなみに寿乃が中心だぞ。」


――中心!?――

 いきなりとんでもないことを言われた。

 頭がもう大混乱。

 それでもいえる言葉はたった一つ。