[完] スマフォン忍者 HISANO

「あたいは美術のレポートを取りに来ただけだが。」

「だったら取ればいいじゃん。」

 風花は逃げる気満々。

 冷や汗ドロドロ。

「何事もなければ普通に取ってた。
 だがお前の行動がどうも怪しいんだよ。」

 今まで聞いたことがない、寿乃の低い声。

 言葉づかいの荒さ。

 この睨みつけた時の目力。

 王路に負けないくらいの不良ではないか。

 態度がね。

 風花には王路と重なり、ひぃっ!っと一歩後ろに退いてしまう。

 ギラリと寿乃の目が光る。