[完] スマフォン忍者 HISANO

 軽く飛びあがりそうな気持ちで、美術室を出る。

 数メートル普通に走って、そこから先は何という速さだ!!


 とにかくものすごい速い。

 しかも、足音がほとんど聞こえない。

 タイル張りの廊下、普通走ったら音が鳴るのに。

 まさに乾いた大地に吹く風のごとし。

 音も立てずに、素早く過ぎゆく。

 寿乃の走りは、素人ではまねできない。


 でも、問題は走りじゃないんだよね。

 さてと、話を元に戻すか。