――じゃあ、瞳美ちゃんも、女のプライドを傷つける悪いやつらの餌食になるの? そんなの嫌。嫌々嫌々嫌。 あいつらの悪いことに手を貸すもんか。―― ぎゅうっと握り拳を作る。 怒りが、あっ、このままだと危ない。 歯ぎしりが激しい。 「ひっ、寿乃ちゃん。 大丈夫、ねぇ、ねぇ。」 「あっ・・・。ごめん。」 やっといつもの寿乃に戻った。 「ねぇ、どうしてあんなに怒っていたの。」 「あぁ、それは・・・。」 やっぱりショックが大きすぎて、二の句が継げない。