[完] スマフォン忍者 HISANO

 寿乃は啓仁の推理にうなずく。

 しかし、寿乃はついさっきまでこのビルにいる時は、ずっと地下から電波が発信されていることを知らなかった。

 啓仁に先を越されて、ちょっと悔しい思いもしたが。

「じゃあ、この地下に潜入だ。

 っで、問題はどうやって入るかだね。」

 お互いまた黙り込む。

 シャッターは簡単に開くわけがないし・・・。

 う~~ん。


「エイイチはどこにいるの?」

 寿乃は独り言のつもりで言ったのだが、啓仁が調べている。

 指をしゃ、しゃっと動かして。

「今、こっちに向かっているみたいだね。」
「じゃあ、ここに来たら潜入するか。」

「どうやって?」

「レトロな方法で!」

 また啓仁呆れる。

 でも、今はその方法しかない。