[完] スマフォン忍者 HISANO

 やれやれ、訳分からなかったと干からびていたその時。

 なんかメール来たみたい。

 山の中から緑色のスマートフォンを出し、メールを開くと…

『ごめん遅くなって。

 ご注文品ができたよ。
 実際に寿乃ちゃんのやつ盗んでみて、一瞬で終わったから。
 ただし、どっかで蜂の動画が出てくるぞ。
 それでもよければどうぞ。』

 はっ蜂!?
 ついつい慌てる。


 虫は平気だが、蜂は苦手というか、絶対刺されてはいけない。

 小学生の時に蜂に刺され、もう一度刺されたら死ぬと島の医者に言われたからね。

 それから蜂を見る度に自己防衛のためか、騒ぐようになった。

 こんなのどうでもいい。

 話をもとに戻そう。