[完] スマフォン忍者 HISANO

 まったく…呆れるなぁ。

 ぶつぶつ思いながら、さっきの続きしようか。

 メール閉じようとした瞬間。


――はるくんプログラミング得意だったね。
  だったら、通話記録でも一瞬で終わるやつ作ってもらおうかな?――

 メール作成画面を開けて、ぽんと文字入力を出す。

『はるくんへ

 数学の問題は無理だけど、その代わりにプログラミングの課題を出すよ。

 今添付しているこのプログラム。

 これは通話記録を全部盗もうとすると、一時間ぐらい使えない時がある。

 そこでこの欠点を直してほしいんだ。

 なぜこの課題を出したかは、家に帰ってから話すね。

 じゃあこれで。』

 ピーンっと送信。

 さぁて啓仁の反応が楽しみ…