[完] スマフォン忍者 HISANO

 気が付いたら瞳美はいなかった。

 意識が飛んでいる間に、部屋を出ていたのか。

 六畳ほどの部屋の真ん中。
 ちゃぶ台ほどの大きさのテーブルに、ぽつんと座っていた。

 テーブルの上に座っていたことにアッと気付いて、慌てて立ち上がる。

 
 それはいいとして、改めて頭の中整理する。

 落ち着いて、冷静に。


――瞳美ちゃんには、ネット上の彼氏がいるっていうことね。――

 ふぅっと深く息を吐く。

 なんだか、とんでもないことを聞いてしまったな。

 頭をもう少し、落ち着かせる。

 んんっ?あれ?

 何かが引っ掛かる。

 何かが心の中で引っ掛かる。

 瞳美の彼氏と、寿乃の思い出の中とリンクしそうな・・・。