その言葉に、 空の顔が明るくなった。 『本当に?!!!』 『あぁ。七瀬さん、すみませんでした。』 「い、いぇ…!!」 『じゃぁ、私は少し外すから。 空、30分だぞ。』 『はぃ。』 マネージャーさんは、 保健室を出ていった。 ぎゅぅぅぅう。 ドアがしまったあと、 珍しく私から抱きついた。 『和花。』 「空、好き!大好き!!」 私がそう言った途端、 私よりもっと強い力で抱き締め返された。