『大丈夫。』 私が笑うと、 真澄は少し悲しい顔をした。 『そぅ……。 ぁ、そうそう、 空が急に倒れて、トークショー中止だって!!』 「ぇ……?」 倒れた?? 嘘…、 だってさっきまで…。 『ちょっ、和花?!!!』 気づいたら、走り出していた。 そして、保健室の前で立ち止まる。 ……いないかもしれないけど。 私は思いきってドアを開けた。