――Special☆Summer――



空の口調が荒くなっていく。


『和花!!!!』

「ごめん…なさぃ。」

『…まぁ、会えたから、許す。』

「……ッ//」


愛しそうに見る瞳に、
心臓が高鳴った。


『……和花?』

「好き…。」


私がそう言うと、
さっきより強い力で抱き締められた。


「でも、でもね。」


私は空の腕をゆっくりほどいた。


『かず…は??』