しばらくその場所から動けなかった。


あたしの体……元には戻らないんだね………



涙が止まらなかった。


その日を境にあたしは荒れだしちゃったんだ。


事故を起こした運転手が謝りにきたけど、その人を殴り付けてしまった。


「あたしの野球人生…返してよぉ…………」

ずっとこう叫んでいたんだって。






そして入学式も出れず、完璧に出遅れたあたしに誰も近寄ってこなかった。


もう辺りをみてみたらグループができちゃってるみたい。





あたしの入る隙なし……か。


あたしは一人で席についていろんなところを睨み付けた。

この学校で3年間すごせるのが不安だった……



しばらくして「あの子怖くない?」とか

「あんな子クラスいるとか…ここ進学校だよ?(笑)」


なんて声があたしに向けられてきた。



言いたいだけいえばいいじゃん。