でも、不登校体質の
あたしに真面目な校風は
合わなかった。


地元生ともうまくやれず

また、リストカットを
繰り返してた。


校長が、「傷を隠せるように
知恵のためにサポーターを
買ったよ」


そう笑顔で言いながら
サポーターをくれた。



あたしには

「地元生に傷があるのを
隠せ」


そう、言ってる風にしか
聞こえなかった。


ここの高校は
メンタル否定する学校なんだ。
だから、あたしは
みんなにとっては異端児。


それを頭に叩き込み、
傷つくのを、恐れて
逃げた。



...でも、一人だけ
優しい先生がいた


交野先生。
第一印象は
過食嘔吐ぽい先生。

よく、拒食状態になるあたしを
理解してくれた。

唯一、信用できる先生だった。


5月24日。


普通に寮から学校へ
登校した。

問題は、授業中に起きた。