◆短◆アルコール禁止

はっ!!


『でも…昨日あたし達…したんだよね?』


照れながらボソボソ言うと


「してねーよ。それはお前の妄想だ」


とあっさり言われた。


ガ────ン


結局あたしの空回り!?


「ほら、帰るぞ」


優しく微笑んで手を差し出す優希。


『うんっ』


その手をとって私も歩き出した。

◆アルコール禁止◆




「さっき友里が言った、一生愛すってやつはあたってるけどな…」

『え?』


「こーゆーこと」


『……優希ぃい~』


手を繋いだあたしの左手薬指は太陽の光でキラキラしていた。


─END─