ブンブンブンブーン


そして私達は、夜の街を駆け抜けた。


しばらくして、休憩ということで、皆一度止まった。


メンバー同士で雑談したりして盛り上がっているとき、前からバイクの明かりが見えてきた。


どっかの暴走族のようだ。


私達と同じように、走りの最中っぽい。


まぁどこの族が来ても、此方から喧嘩を売るようなことはしない。


これは、私が皆に言ったこと。


もし自分から行くときは、仲間を侮辱されたときだけと。

だから、黒蝶のメンバーは無闇に喧嘩をしない。


皆、これを守ってくれている。