しかし考えている内に、 ゆきちゃんが到着してしまったらしい。 迎えに行きたいなとか思ったら、 すでに玄関前が騒がしくて……。 みんな行動早すぎるだろ! 来るのを聞かされたの、昨日なのに。 もしかしてわざとなんだろうか。 知らされてなかったの、俺だけ? 「あらまー、大きくなって」 「元気そうでよかったわ」 そんな歓迎する声が聞こえてくる。 俺は、さっき浮かべた ゆきちゃんの想像図を頭から捨て、 そして家の外へと足を踏み出した。