窓の外からはカーテン越しにも眩しい朝日が差し込み、 電線に留まっているだろうスズメが忙しなくしゃべっている。 可愛いけど、朝っぱら聞くにはうるさい。 まだ眠いっていうのにまったく… 理桜は布団を頭からかぶってみのむしになると、 また二度寝する。 どのくらい経ったのかわからないけど、ノックの音が聞こえた。 謙斗が起こしに来たってことは、まだ六時半か… 七時までに起きれば学校には間に合うし、 めんどいしほっとこ。