「なんでここに!?」 「2年からキャンパスが変わってな、こっからの方が通うの便利なんだわ。」 修司兄ちゃんも謙斗と同じく二十歳の大学二年生だ。 前までは通うキャンパスが遠いため独り暮らしをしていたらしい。 でも、こっからの方が近いってことは… 修司兄ちゃんはニカッと笑うと、私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。 「おう、またお隣さんだな、よろしく頼むわ。」