昨日のあの時から、妙に奏を男として意識してしまって、ちょっと居心地が悪い。 奏は私に勇気をくれた。 男顔だからって今まで卑屈になっていた私を変えようと、いっぱい言葉をかけてくれる。 だから、私もそんな奏の想いに応えようと決めた。 今まで諦めてた恋も、目立つようなことも、積極的になろうって思うの。 …なんて、恥ずかしいから奏には絶対言ってやらないけど。