「ついに明日ね。」 私だって嫁がされる国がどんな所で相手がどんな人かは分かってる。 流石にきついわ。 「ハァ・・・。」 私は溜息を付いてしまう。 「溜息なんてついてんと幸せが逃げんぞ。」 誰? 宮殿の警護は甘くないはずなのに。 「貴方何者?」 私の疑問にあっさりと答える男。