君の魔法がとける瞬間(とき)




『あの子…もう会わないつもりよ!みんなにも、あんたにも!今ならまだ間に合うはず…早く空港に行って!佑月を止めて…?!』




俺は力なく…電話を切った。



「碧空、ちゃんと説明しろ…。佑月がどうかしたのか」




「あいつ………もう、俺たちとは会わないつもりらしい…二度とな」




「はぁ?意味わかんないよ!碧空さんちゃんと説明して〜っ!!」




愛舞が、俺の肩を掴む。




「アメリカに行くんだと…。今日の夜の便で。だから、あんなに様子がおかしかったんだ…。俺らと離れるつもりだったから」




「アメリカ………佑月…ひどいじゃんか…」




愛舞は、力なくその場に座り込む。




「まだ間に合うじゃねぇか。碧空、お前空港に行け」



「響…」




「好きなんだろ!?だったら…もっとがむしゃらになれよ!」



響が俺の胸倉を掴みながら言う。



だけど…俺は…




「行かない」







_