君の魔法がとける瞬間(とき)



「碧空さんっ!!」



一生懸命探したのに、碧空さんがいたのはホテル。



碧空さんは人が多いのが、あまり好きじゃないから…



まぁ…らしいって言えばらしいけど…。




「なんだよ、急に電話なんかかけてきて。そんなに俺に会いたくなったのか?」




「そうです!あなたに会いたかった…!」




「お…おぉ。今日はやけに素直だな。で、何か用か?」




「いや…ただ…ある人に背中を押されたので、あなたに告白しに来ました!」




私の、私らしくない発言に、碧空さんは驚いた表情を見せる。






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