あれっ…おかしいな。
前なら愛舞さん、「俺が上だ〜!」で騒いでたのに。
「だから、お前たちはどっちも弟だってば」
陽斗さんが割って入る。
「お前たち…なーんか、ひっかかるなぁ」
響さんの一言で、愛舞さんも陽斗さんも私から離れていった。
?????
「響さん、何がひっかかるんですか?」
「ん?いや、俺の思い過ごしだった!」
「そうですかぁ」
「じゃあ、そろそろ歌練スタートさせますかっ!最高の歌にしようぜ!」
「「オーッ☆★!」」
響さんの言葉に、私と愛舞さんが反応する。
やっぱり私たちって……弟なんだ。
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