君の魔法がとける瞬間(とき)



「どうかしたのかぁ〜佑月!」



またそんな大きな声で!



「いやぁ何でもないんですよっ!
ミカンが酸っぱ過ぎてどうしようって…あはは!……」



とっさに考えた、グダグダな言い訳。


微妙な空気が流れた。


うわぁ……まずいっ!
絶対怪しんでるみんな!




「ふんっ…やっぱりお前は馬鹿だな。何だよミカンくらいで。
………本当に酸っぱいな」




「佑月〜お前ミカンばっかり食べすぎじゃないのかぁ?」



「あはは…食べすぎですね」




良かった…
みんな怪しまなくて。


今日どうしようかな。


華乃ちゃん来るのに、家には帰れないし。




頼れる友達もいないし…



考えてる間に家に帰る時間になってしまった。



とりあえず、学校を出て…どっかカフェでも寄ろう…




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