コンコン――



「リ〜クさ〜ん…?」



碧空さんの部屋の前に立つのは初めてだ。



靴があったから、多分帰ってるはずなんだけど…





「いますか?いませんかぁ〜…?」



応答がないので、もっと大きな声で言ってみる。





「碧空さぁぁんっ?」




「うるせぇっ」



「リ、リクさん…いたなら返事くらい…」



ふ…不機嫌だ。


ヘッドフォンをつけて寝てたみたい。



寝癖ついてる……ぷぷ。




「なにが可笑しい!オカマ!」



「う…すみません…」



どうやら、更にあおってしまったみたい…







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