拓哉は何も言わなかったけど、 抱きしめてくれる腕の強さが 拓哉の気持ちを代弁してくれて いるようで、私は拓哉と同じ くらいに強く強く、拓哉の 大きな背中を抱き返した ザァァと、桜の花びらが舞う そんな夢みたいな景色の中で、 私は夢みたいな温もりを隣に 感じていた 隣に座ってる彼の肩に頭を預けて、 左半身から彼の体温が伝わってくる 時折、拓哉の大きな手が、私の頭を ゆっくり優しく撫でてくれて、 それが堪らなく心地良い