・・・嫌だ
だって起きたってどうせ

・・・どうせ、隣には誰も・・・



「実羽」

はっきりと聞こえた声


辺りは急に暗くなって、
私は恐る恐る顔を上げた

そしたら、目の前には夢と変わらず
拓哉がいた

でもその拓哉は中学生じゃなくて、
大人の現実の拓哉