「ずっと恋してたんだ、お前に……」 「へっ? 恋って…… 山之辺くん? だからって、わたしは……」 見られていたことさえ気づかなかった。 おまけに、恋してただなんて…… 癒すって、どうやって? 森林浴とかアロマとか? 「お前だって、俺のこと嫌いじゃないだろ? お前なら、俺の悲しみをわかってくれる。 だよな? ねぇ、だから、僕を癒してよ……」 俺様な内容とは裏腹に、その声は震えていた。 心配になって顔を上げると、やっぱり。 やつの頬には涙が伝って流れていたんだ。