祖母が倒れて入院してからも、わたしは一人で生活を取り仕切ることができたし。 勉強も怠らなかった。 拠り所のない自信がわたしを奮い立たせていた。 わたしは一人でも大丈夫だと。 でも……、 祖母の死は、わたしから余裕を剥ぎ取った。 ある意味、わたしの感情はむき出しになってしまったのかもしれない。 祖母にもう会えないと実感したとたん、涙が溢れて止まらなかった。 寂しさとか悲しさとか、自分では制御できない感情をどう扱っていいいのかわからなかった。 あの日、山之辺に会うまでは。