からからりからからり

丘の上に赤いかざぐるま

からからりからまわり


きみは遠くを見つめてる

視線はぼくを通りこし

はるか彼方へきみはわらう

天に近いから丘にいる

それだけできみは丘にいる


からまわりからまわり

想っても想っても

こんなにも近くにいるのに

叫んでも叫んでも

きみには決して届かない


いま


風がふたりの間を吹き抜けた

からからりからからり

一斉に回り出すかざぐるま

からからりからからり

互い違いにすれ違う

からまわりかざぐるま






※長さがまとまらず詩スレに投稿しそこねたやつ