右から三番目の星を

あなたは指さして笑う


楽しげに教えてくれた

あの星の名もこの星の名も

覚えられやしないけど


果ても見えない星空にふたり

墜ちて、溺れて、溶け合って

小さな星になればいい

そんなことを考えた


右から三番目の星

わからないまま微笑んだ