内緒の保健室

悔やんでも仕方ない事だ。
ガキながら冷静な考えだった。

そうしてなぜか時間は流れるように過ぎていき、とうとう6年にのぼりつめ、卒業をむかえた。

俺は、中学から今の学校と同じところで、エスカレート式の学校だったから橋野とも違う。

だから俺らの恋はそれで終わってしまったんだ。

それからしばらくして、中学を卒業し、高校になって、女遊びがすごくなった。
“プレイボーイ”
そう呼ばれるようにもなっていた。

しかし…
そんなある日、俺は国語担当教師で、この学校でただ1人だけしかいない、若い女の先生からとんでもない事を告げられた。

「今度転校生くるから♪橋野唯ちゃん♪可愛い子よっ♪」

…は?
正直何を言っているのかわからなくて…。