「俺ら……」
ゆっくり頭を撫でられる。
『う…ん…』
「…小学校一緒」
『へ…ーぇ?』
頭の中がほわほわしてて考える力がおとろえる。
…ん、あれ?
“俺ら…小学校一緒”
…………………。
『…えぇっ!?』
バッと立ち上がる。
「驚くの遅っ……半分くらい俺の話聞いてなかったって顔してっけど?」
『いや、そっちは置いといて…小学校一緒ってどういう事!?』
「やっぱ気付いてなかったか…」『うんうんっ…』
何回もうなずく。
『その話…最初から聞かせてっ』あたしは蓮斗の手を期待をこめた意味でギュッと握った。
「…だから、」
そして、蓮斗はゆっくり話始めた。